「痛み外来」って何?
まずはこちらをご覧下さい.クリニックかしま「痛み外来」のウェブページです.
http://www.kashima.jp/retate/clinickashima/pain_intro.htm
対象は様々な「痛み」です.
しかしお腹が痛ければ内科や消化器科へ行きますね.骨折したら整形外科ですし,歯が痛ければ歯科医のお世話になりますね.しかし治療の難しい痛みも多くあります.
「つづらご」って聞いたことはありますか? 正式名称は「帯状疱疹」といいますが,ウィルスによる皮膚の疾患です.しかし皮膚が治っても,特に高齢者では痛みだけが残る場合があります.皮膚が治ってからだいたい3ヶ月以上過ぎても痛みだけが残った場合は「帯状疱疹後神経痛」と呼ばれます.このような病気になった時は我々の出番です.最近は特効薬も出てきましたが,治療密度の濃さでは麻酔科による治療が最善と考えています.
また,この際ブロック治療が行われます.このブロック手技に長けているのが我々麻酔科医です.ブロックだけなら,高い技術を持つ整形外科の先生もたくさんいらっしゃいますが,骨や筋肉に関係のない部位の痛みでは麻酔科となります.
現在診察している病名としては
ウィルスによるもの
帯状疱疹痛 帯状疱疹後神経痛
腰痛・下肢痛となるもの
腰部脊柱管狭窄症 脊椎圧迫骨折 腰部神経根症
腰椎椎間板ヘルニア 座骨神経痛 脊髄損傷後疼痛
頭頸部痛となるもの
筋緊張性頭痛 片頭痛 三叉神経痛 頸肩腕症候群
治療の難しい慢性疼痛
複合性局所疼痛症候群(かつてのRSDやカウザルギー)
繊維筋痛症
そのほか原因を特定しづらい慢性疼痛
現在行っている治療としては
強力な鎮痛剤の処方 麻薬処方
硬膜外ブロック 星状神経節ブロック 大後頭神経ブロック
椎体減圧術 椎間板内加圧注入療法 全脊椎麻酔
緩和医療として持続硬膜外ブロック用ポート植え込み術
ケタミン持続点滴法 三叉神経末梢ブロック
などとなります.
と,いっぱい書かれても判りづらいですよね.まずは電話でのお問い合わせをお願いします.
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